映画『アポロ13』とオメガ スピードマスター—伝説の腕時計と人類の挑戦

目次

実話を基にした映画『アポロ13』とオメガスピードマスターの活躍

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はじめに

映画『アポロ13号』は、1970年に実際に起きたNASAのアポロ13号事故を題材にした、宇宙開発史に残る名作です。
人類の宇宙への挑戦は多くのドラマを生み出してきましたが、その中でもこのミッションは「失敗の中の成功」と称えられるほど、数々の困難を乗り越えた奇跡の帰還として語り継がれています。

特に注目すべきは、この危機的状況を乗り越える過程で使われたオメガ スピードマスター プロフェッショナルという腕時計の存在です。
NASA公式装備として採用されたこの時計は、アポロ13号の帰還を支え、今なおその名を歴史に刻んでいます。

本記事では、映画『アポロ13』の魅力を振り返るとともに、ミッションで重要な役割を果たしたオメガ スピードマスターについて詳しく解説します。


映画『アポロ13号』と人類の挑戦—腕時計が果たした役割

映画『アポロ13』とは?—人類が直面した最大の試練

『アポロ13』(原題:Apollo 13)は1995年に公開され、ロン・ハワード監督が実話を元に映画化した作品です。
主演はトム・ハンクス、ケヴィン・ベーコン、ビル・パクストンといった実力派俳優が務め、宇宙空間での絶望的な状況と地球に帰還するまでの緊迫感がリアルに描かれています。

物語の背景

1960年代後半から1970年代にかけて、アメリカはソ連との宇宙開発競争において主導権を握るため、アポロ計画を推進していました。
1969年のアポロ11号が人類初の月面着陸を果たしたことで、アポロ計画はさらなるステージに進みます。

アポロ13号は、1970年4月11日に月へ向けて打ち上げられました。しかし、月に到達する前に酸素タンクの爆発事故が発生し、ミッションは一転、宇宙飛行士たちの命を救うための生還ミッションに変わります。

宇宙空間での決死のサバイバル

爆発により船内の酸素供給が激減、電力も制限される中、ジム・ラヴェル船長(トム・ハンクス)は仲間と共に帰還方法を模索します。

映画では、NASAヒューストン管制センターと宇宙飛行士たちが一体となり、知恵と技術を駆使して危機を乗り越えていく姿が描かれます。

特に印象的なのが、地球帰還のための「エンジン噴射時間」を正確に計測する場面です。ここで活躍したのが、NASAが公式装備として採用していたオメガ スピードマスター プロフェッショナルです。

左からラヴェル、スワイガート、ヘイズ Image source: NASA, Public Domain

オメガ スピードマスターとアポロ13号—腕時計が救った命

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オメガ スピードマスター プロフェッショナル—アポロ13号を救った伝説の時計

NASA公式装備に選ばれた理由

オメガ スピードマスターは、1965年にNASAの過酷な耐久試験に合格し、公式ムーンウォッチとして宇宙飛行士の標準装備となりました。

この時計は、極端な温度変化、衝撃、振動、無重力、真空など、宇宙特有の過酷な環境に耐えうる設計が評価されました。

アポロ13号では、宇宙船のシステムが故障したため、手動でエンジンを噴射し軌道を修正しなければなりませんでした。この噴射時間を正確に計測したのが、オメガ スピードマスターでした。


アポロ13号で使われたモデルと特徴

当時、アポロ13号で使用されたのはオメガ スピードマスター ST105.012です。

このモデルの大きな特徴は以下の通りです:

  • 手巻きムーブメント(Cal.321):耐久性が高く、宇宙空間でも確実に作動
  • プラスチック風防(ヘサライトクリスタル):割れても鋭利な破片が飛散しないため安全
  • タキメーターベゼル:速度計測が可能

プラスチック風防のデメリット

プラスチック風防は安全性の観点から宇宙で使用されていますが、日常使いではいくつかのデメリットもあります。

  • 傷がつきやすい:ガラス風防と比べて柔らかいため、軽く擦っただけで細かい傷が目立つ
  • 高級感に欠ける:光の屈折が少なく、ガラス特有の透明感には劣る

私自身、かつてこのモデルを所有していたことがありますが、「高額な時計なのにすぐに傷がつく」という点に少しがっかりした経験があります。ただし、プラスチック風防は磨けば傷が消えるため、手入れをこまめに行えば長く愛用できます。

​現行品|オメガスピードマスタプロフェッショナル

「当時、アポロ13号で使用されたオメガ スピードマスター ST105.012に最も近い現行モデルは、2021年に発表されたスピードマスター ムーンウォッチ マスター クロノメーターです。」

このモデルには、以下の2種類があります。

  1. Ref.310.30.42.50.01.001:プラスチック風防(ヘサライトクリスタル)を採用し、裏蓋はソリッドバック仕様。
  2. Ref.310.30.42.50.01.002:サファイアクリスタル風防を採用し、裏蓋はシースルーバック仕様。

両モデルには手巻きムーブメントCal.3861が搭載され、従来よりも耐磁性能や精度が向上しています。

ヘサライトクリスタルは宇宙空間の安全性を考慮した素材で、割れても破片が飛び散らない特性があります。一方、サファイアクリスタルは透明度が高く傷に強いというメリットがありますが、強い衝撃で割れる可能性があります。ご自身の使用環境や好みに合わせて選ぶと良いでしょう。


まとめ:映画『アポロ13』と腕時計オメガ スピードマスターが伝えるもの

映画『アポロ13号』は、困難を乗り越える人間の強さとチームワークの大切さを教えてくれます。
その物語の中で活躍したオメガ スピードマスターは、単なる時計を超えた、信頼と実績の象徴です。
宇宙という極限環境で信頼されたこの時計は、現在も多くの人々に愛され続けています。

興味を持った方は、ぜひこの伝説的なモデルを手に取ってみてはいかがでしょうか?

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